妊娠時の便秘対策

妊娠時に避けるべき便秘対策とは

便秘対策というのは世の中にたくさん出回っていますので、妊娠時の便秘に悩んだ際も、そうした情報を頼りにして、
さまざまな便秘対策をする人も多いでしょう。

 

しかし、数多く出回っている便秘対策法は、基本的に「ごく一般的な便秘に対する対策法」であって、
「それを実践する人が妊娠している」ということを前提にはしていません。

 

そうした一般的な便秘対策法の中には「妊娠時の便秘対策には適さない」というものもあるのです。

 

炭酸水での便秘対策はやめよう!

 

便秘対策のひとつとして
「炭酸水や炭酸飲料を飲んで、炭酸で腸を刺激させ、便秘を解消する」
という方法がありますが、

 

これは妊娠時にやるべきではありません

 

なぜかというと、炭酸は「おなかが張る」という状態を作りやすいので、そうでなくとも妊娠でおなかが張りがちな状態で飲むのは好ましくないんですよ。

 

まして、
砂糖たっぷりの炭酸飲料ともなると、栄養面でもマイナスが大きいですよ。

 

「便秘解消の切り札」として知られるあの食品にも要注意!

 

「便秘解消の切り札」として知られる食品として、納豆やおから・煮豆などの大豆食品などがよく紹介されています。

 

大豆食品は確かに食物繊維量が多く、便秘対策食品としてすぐれている存在なのですが、実は妊娠時の便秘には、

 

この大豆食品の大量摂取もおすすめできません

 

なぜかというと、大豆から作られている食品は「大豆イソフラボン」もたっぷりと含まれているんですよね。

 

大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするので、そうでなくともホルモンバランスが変化している妊娠時に多量摂取してしまうと、

 

赤ちゃんに何らかの影響を与えてしまう可能性が出ることも
否定できないのです。

 

事実、「妊娠した動物を使った実験では、高濃度の大豆イソフラボンを投与した場合、胎児の生殖機能への影響を示唆する報告があった」という趣旨のことを内閣府食品安全委員会が発表しています。

 

「味噌汁の中に豆腐を入れる」「小さな器に入れた程度の納豆や煮豆を食べる」という程度ならいいのですが、大豆食品を「身体にいいから」と意識的に大量に食べることはしないようにしましょう。

 

大豆食品の中でも、いわゆる「大豆の搾りかす」であるおからは比較的大豆イソフラボン含有量が少ないのですが、それでも過剰に食べたりするのは避けるべきですね。

 

カフェインやアルコールでの便秘解消はもちろんNG

 

「コーヒーを飲むと便秘が解消する」「ビールが便秘に効く」などといった便秘解消法も、よく出回っていますよね。
これらはカフェインやアルコール・ビールの炭酸などによる腸への刺激効果を期待した便秘解消法なのですが、
当然のことながら妊娠時にやってはいけませんよ

 

ちなみに「妊娠時にカフェインやアルコールはNG、と言われるけど、
その理由が分からない」という人も居るので、

 

少し説明しておきましょう。

 

まず、カフェイン摂取については

 

「コーヒー1日2杯分に相当するカフェイン飲料を飲む人は流産率が倍になる」
という趣旨のことがアメリカの医療団体の研究チームによって明かされています。

 

つまり、「カフェイン摂取によって流産リスクが高まる」ということです。
さらにカフェインには血管収縮作用があり、これが赤ちゃんの血流減少を招くとも言われていますよ。

 

次にアルコールですが、これは、

 

生まれてきた赤ちゃんに先天的な知能障害を起こさせてしまうリスクを高めてしまう
と言われています。

 

母親のアルコール摂取による、赤ちゃんの先天性疾患には「胎児性アルコール症候群」というれっきとした病名がついているほどに、医学の世界では妊娠時のアルコール摂取が赤ちゃんに与える悪影響が広く知られているのです。

 

 

「じゃあせめてノンアルコールビールでも」と思って、ノンアルコールビールをビール代わりに飲む妊婦も居ますが、これもおすすめできません。

 

なぜかというと炭酸の刺激そのものがおなかの張りをひどくさせる可能性があるりますし、何より「ノンアルコールと言いながら、ごく微量のアルコールが含まれている」というタイプのノンアルコールビールもあるからです。

 

今のところ「妊娠時にどれだけのアルコールを飲むと赤ちゃんに影響を与えるか」というところまでは医学的にもハッキリしていません。つまり「これくらいなら大丈夫」と言えるラインがない、ということ。
たとえ微量であっても、アルコールの摂取は避けるようにしましょう。

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