運動不足が便秘悪化の原因

運動不足は便秘の大敵

妊娠時の便秘は「ホルモンバランスの変化」「子宮が大きくなることによる腸の圧迫」だけが原因ではありません。
これ以外にもさまざまな要因が重なって、便秘がひどくなってしまうんですよ。

 

たとえば「運動不足」も、妊娠時の便秘を悪化させてしまう、まさに「大敵」と言うべき存在です。

 

運動が必要な理由とは?

 

なぜ、運動不足が便秘の要因のひとつになるのかというと、
「適度な運動をしなければ、腸の動きも促進されないから」です。

 

極端な話ですが、寝たきりの人の腸が活発に動いていると思えますか?
とてもそうは思えませんよね。それどころか筋力がどんどん落ちていってしまいます。

 

あと、元運動選手が怪我をして安静を命じられた場合、練習復帰をしたとしても、最初はそれほどハードな運動はできません。以前のようにいきなりやろうとしても、「以前と違ってすぐに息が上がり、心臓がバクバクするし筋肉痛もひどい」というような状態になってしまいます。

 

つまり人間の筋肉や臓器というものは「適度に動かしていないと、その機能を維持できず、衰えていく」
という性質を持っているのです。

 

ですから妊娠中であっても、ある程度の運動をしておく必要はある、ということですね。

 

特に、妊娠中期以降は子宮がぐっと大きくなり、その圧迫による便秘がひどくなってくる頃ですので、この頃からは特に「きちんと運動をする」ということを心がける必要があるのです。
つわりが落ち着き、安定期に入ったら、運動を意識的におこなうようにしていきましょう。

 

妊娠中に運動をするメリット

 

妊娠中に運動をすることのメリットは「便秘の悪化を防ぐ」というだけではありません。

 

その他にも、
「心身のリフレッシュ効果」「太りすぎの防止」
「出産時にしっかり体力・筋力をつけておくことで、安産の可能性を高める」

 

などといった、数多くのメリットがあるのです。

 

ただし、メリットが多いからといって、
安定期にまだ入っておらず、つわりもひどいのに無理に運動をするようなことはおすすめできません
安定期に入るまでの体力づくりは「日常生活の動作で筋力低下を防ぐ」という程度にしておき、運動は安定期に入ってから、医師と相談の上で、許可を得てから運動を行なうようにして下さい。

 

また、いくら安定期に入ったからといって、無理な運動をするのは禁物です。ぐったり疲れるような運動や、おなかの張りを感じている時の運動は避けましょう。「疲れてきたな、おなかが張ってるな、と思ったら休憩する」という感じで、気楽さを持ってやっていくことが大切ですよ。